生地の名前は
「生地の素材」または
「生地の織り方」
で分類されます
生地は”タテ糸”と”ヨコ糸”で編まれており
(鶴の恩返しね。)
・使用する糸の種類
・使用する糸の太さ
・織り方の種類
・タテ糸とヨコ糸の数
・織り方の密度
などによって生地の名前がついています
※タテ糸=経糸、ヨコ糸=緯糸と
専門用語では表記されます。
POINT
【生地の厚さ】
使われている糸の太さ
で決まる
番号が大きいほど”細い”糸です
太い20番
普通50番
細い90番
が目安です
なので
どの生地が
分厚いのか・薄いのか
傾向はわかりますが
断定ができないです
生地を買う場合のおすすめは
・店頭で買う
・サンプルを取り寄せる
・しっかりと説明や使用感が掲載されているネットショップで買う
生地の素材
綿(コットン)
最も使用されている天然素材の綿
水分を吸収しやすく
速乾性にも優れている
熱に強く(アイロン可能)
シワになりやすい
織り方によって
全く別物に生まれ変わります
↓織り方の違いへ↓
麻
麻の種類はたくさんありますが、
衣料用として使われているのは
リネン・ラミーの2種類
強い素材で、強度は
コットンの2倍
ウールの4倍!
水に濡れると強度が増すので
ガンガン洗濯できる。
洗濯することで風合いも変わってくる
シワになりやすい
リネン・ラミーの違い
原料
亜麻(あま)
苧麻(ちょま)
繊維
リネン:細く短い
ラミー:太く長い
強度
ラミー>リネン
(ラミーは天然素材の中では一番強い)
色味
リネン:黄味がかった色合い
ラミー:白色が強い
光沢
ラミー>リネン
質感
リネン:しなやか
ラミー:コシが強い(ちくちく感)
【おすすめの用途】
・シーツ
・エプロン
・トップス
・ボトムス
ONEPOINT
・平織リネン
・綾織リネン
と織り方で雰囲気が変わる
太さの表記は
1/80=80番を1本という表記
(番号大=細い)
細い糸はしなやかで透ける
ポリエステル
衣料品には
「ポリエステル繊維」
ペットボトルなどに
使われている
最も使用されている繊維
軽くて丈夫
速乾性が高い(乾きやすい)
シワになりにくい
耐久性がある
吸水性が低い(汗は吸いにくい)
汚れが落ちにくい
衣服を作る場合
ポリエステル×植物繊維がおすすめ
・ポリエステル×コットン(綿ポリ)
・ポリエステル×リネン
天然繊維の
「シワになりやすい」
というデメリットを
ポリエステルがカバー
というイメージ
シワがつきにくい素材を選ぶか
天然繊維100%を選ぶかは
お好みで
生地の織り方による違い
平織り
タテ糸とヨコ糸を1本ずつ交差させた
最も生地の種類が多い織り方。
丈夫な仕上がりになるが
薄手から厚手の生地まであります
ブロード(ポプリン)
20〜30番=ポプリン(厚手)
50〜60番=一般的なブロード生地
80番〜120番=高級ブロード生地
(Yシャツなどに使用)
光沢感があり、しなやかな生地
シワになりやすいのがデメリット
【おすすめ用途】
・シャツ、ブラウス→ポプリン
・スカート
・エプロン
・パジャマ
シーチング
ブロードよりも織り方を粗くしたイメージ
安価で薄くく、扱いやすい
シワになりやすい
【おすすめ用途】
・小物(ひっぱりすぎるものはNG)
オックス
糸と2本以上揃えて、編まれている
タテ2本・ヨコ1本で編まれている場合も多い
一般的なオックス生地は20〜40番
ブロード・シーチングよりも厚い
【おすすめ用途】
・レッスンバッグなどの小物
・エプロン
・プリーツスカート
・Aラインワンピースなどのシンプルデザイン
ローン
60〜100番で密に編まれる
滑らかで滑りやすく、透け感があるものが多い
薄くなるほど扱いにくい
シワになりやすい
【おすすめ用途】
・シャツ、ブラウス
・ワンピース
・ハンカチ
オーガンジー
ギンガム
ダンガリー
シフォン
シャンタン
綾織り
デニムで使われている織り方
伸縮性に優れ
シワになりにくく
光沢感がある
でも摩擦に弱い
ツイル生地
綾織りの別名
コットンの用に
細かく名前が分かれておらず
コットンツイル
リネンツイル
のような書き方をされる
使用している糸の太さで
同じコットンツイルでも
全く違うイメージになるので注意!
チノクロス
朱子織り
サテン
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